【失策】EL/準決勝 1stレグ ビジャレアル v アーセナル 試合結果

【失策】EL/準決勝 1stレグ ビジャレアル v アーセナル 試合結果

奇策に走ったミケル、結果は散々だった。

私はこの試合を見て、以前『Simply Gum』というニューヨークで流行っているとされるガムを食べたときのことを思い出した。

洒落たパッケージ、樹液ベースの100%オーガニックガムというイマドキガムなのだが、いかんせん味がない。5噛みくらいで味がなくなる。

今日のアーセナルの試合もそんな試合だった。奇抜な見た目で蓋を開けると『なんだコレ』。

でも、それほど落ち込んではいない。

パブロ・マリが言っていたように、この試合は180分勝負。

おまけにアーセナルはアウェイゴールを奪っている。

Match summary

試合の結果と、記録について少々。

試合結果

Villarreal 2-1 Arsenal

ビジャレアル

M Trigueros (5′)
R Albiol (29′)
E Capoue (sent off 80′)

アーセナル

D Ceballos (sent off 57′)
N Pepe (73′ pen)

レフェリー

Artur Dias Soares

スタジアム

Estadio de la Ceramica

Villarreal v Arsenal

選手がいないわけではないのだが、ここにきてまさかのゼロトップ!

エヴァートン戦でセンターを務めた、エディとガビはちゃんとベンチにいるのだから尚更驚いた。

ゼロトップ(false nine)は、今となっては『新しい戦術』というほどでもないだろうが、これを実用するにはグアルディオラのバルセロナのような高いパス精度が求められる。

しかし、今日のアーセナルは精度もパススピードもいまいちで、エメリのビジャレアルを混乱に陥れることができなかった。

 

結果はあれだが、嬉しいニュースもあった。

『全員試合に出せる状態』と前日に話していたミケルであったが、ティアニーとラカゼットはスクワッド外。

しかし、オバメヤンダヴィド・ルイスはベンチに戻っており、オバは85分から復帰を果たしている。

1週間後の第2戦、ベストな状態で迎えたい。

 

Arsenal substitute

63′ M Ødegaard ⇔ G Martinelli
85′ B Saka ⇔ P Aubameyang
90+5′ E Smith-Rowe ⇔ M Elneny
90+5′ N Pepe ⇔ Willian

 

注目のトピックス

ウナイ・エメリとの再会

2018年5月から2019年11月までの1年半の間、アーセナルを指揮していたウナイ・エメリとの再会となったこの試合。

アーセナル解雇後は、ちょっとチクッとするようなことを語ったりしていたが、元気そうでなにより。ウナイ・エメリ『アーセナルで私は孤独だった』ショボ━(´・ω・`)━ン

アーセナルが元指揮官と戦うのは、2001年にジョージ・グラハムと戦って以来20年振りだという。

それまではヴェンゲルの長期政権だったわけだから、そうなるか。不思議な感じである。

 

5分で失点、気付けば『2-0』

エヴァートン戦と同じように左からの侵入を容易に許したアーセナル、わずか4分39秒で失点することに。

選手もこのシステムにまだ馴染んでいないのか、それともピッチの芝の問題かボールが繋がらず、『あれれ』なんて思っていたらファーストショットでさっそく失点していた。

ちなみにアーセナルの今回の失点、2016年9月のCL-PSG戦でエディンソン・カバーニに42秒弾を食らって以来となるヨーロッパ最速失点とのこと。

そして、アーセナルのギアが上がらないまま、セットピースでも失点を許してしまい、30分で『2-0』にされてしまった。

教訓:ジャカ&セバージョスのコンビで行うサイドの守備は要注意!

 

まともな審判、ひさびさ

プレミアリーグの判定に辟易しているのもあるだろうが、今回のジャッジはとても気持ちがよかった。VARの犠牲者アーセナルの不可解な判定を振り返る

34分にペペがペナルティを獲得するも、結果はハンドだったりして判定の恩恵を受けたわけではないが、透明性があり、カードの基準も一貫してブレることはなかった。

アルトゥール・ソアレス・ディアスというポルトガル人審判、彼のジャッジは本当に素晴らしかった。

 

エメリのフットボールにタジタジ

まず、前提としてアーセナルが噛み合っていないという決定的マイナスがあるのだが、それにしてもビジャレアルは堅かった。

アーセナルが過去リストアップしていたとされる、Pau Torres、ベテランRaúl Albiol、元ToTのJuan Foyth、まあ苦しんだ。

結果として前半のアーセナルは、Shot on Target(0)/Corner(0)とファイナルサードで仕事らしい仕事すら出来ず、散々だった。

 

ダニ・セバージョス、退場

誰もがシステム変更を望んだであろうハーフタイム、それでもミケルはカードを切ろうとはしなかった。(反対にエメリはコクランをハーフタイムで投入していた。)

そうして問題を先延ばしにした結果、今日は蚊帳の外だったセバージョスが57分で退場することになる。

『リーガのほうが自分のスタイルに合っている』と言っていたセバージョスだが、足を踏みつけたことで2枚目の警告を貰う羽目に。

2枚目だろうがなんだろうが、足を思いっきり踏んでいるのだからイエローは当然。そんなジャッジだった。

当然、セバージョスとしては『事故、レッドはやりすぎ!』と思っただろうが、私はこのブレなさ加減にまたもや痺れたのであった。

アーセナルは後半早々に『2-0』の試合を10人で打開せねばならなくなったのだが、不思議なことにここからボールがよく回ることになる。

ちなみになんやかんやで、80分にはビジャレアルも10人になった。

 

【2-1】73分、ようやくゴールで試合終了

サカがコリジョンで得たペナルティをペペが沈めて、73分になってようやく1点を返すことに成功したGunners。

その後、オバメヤンにも決定機が訪れるなど、雰囲気は決して悪くなかった。

しかし結局、反撃はここで終わり。

この試合を落とすことになったが、『3-0』の未来も十分にあり得た試合だったことを考えると、怒りよりも安堵のほうが大きいのであった。

 

選手採点 by Skysports

Villarreal 2-1 Arsenal: Nicolas Pepe’s penalty gives 10-man Gunners a Europa League lifeline against Villarreal

Villarreal

Rulli (7), Foyth (7), Albiol (7), Pau (7), Pedraza (6), Parejo (7), Capoue (5), Trigueros (7), Chukwueze (7), Alcacer (6), G Moreno (6).

Subs: Coquelin (7), Gaspar (6), A Moreno (6), Gomez (6).

Arsenal

Leno (7), Chambers (6), Holding (6), Mari (5), Xhaka (5), Partey (5), Ceballos (3), Saka (7), Odegaard (5), Smith Rowe (6), Pepe (7).

Subs: Martinelli (6), Aubameyang (6), Willian (n/a), Elneny (n/a).

Man of the match

Juan Foyth

 

採点。

2失点に絡み、おまけに退場のダニ・セバージョスは脅威の『3』。

試合に勝ったビジャレアルも痛手を負っている。

エティエンヌ・カプエ(Étienne Capoue)は退場処分だけでなく、ストレッチャーでピッチを後にしている。

 

ミケルは戦い方を変える必要があるし、エメリはアウェイゴールを警戒せねばならない。

コクランが第2戦、スタートで入る未来もあるかもしれない。

 

アルテタ『アウェイゴールに活路』

Arteta on the defeat, tactics and the away goal

結果的に『良かった』と言える試合?

  • そう思う。
  • 望んでいた結果ではないし、負けたことは残念だが、まだ終わっていない。

ストライカーなしで臨んだ理由?

  • 準備をした結果であり、ギャンブルだとは思っていない。
  • それでも、4分後にはコンディションが整ってしまい、上手くいくかどうかを見極めるのが難しくなった。

オバメヤンの決定機について

  • ビッグチャンスがあっても、ネットに入れなければならない。
  • あれはアンラッキー、打つ直前に滑ってしまった。

退場のセバージョスと話した?

  • (自身の見解について)まだ、あのアクションを見返していない。
  • ハーフタイムに話したのは、非常に注意しなければならないということ。
  • 2枚目を貰う前に交代させようと思ったが、ガビの準備が整う前に起こってしまった。

今日のシステムの狙いは?エミルの役割はフォルス9 or 10番…

  • うまくいかなかった主な理由のひとつは、失点後、混乱してしまったこと。
  • ハイプレスでスペースが間延びしてしまい、適切なスペースに配置することができず、オープンになってしまった。
  • ボールの扱い方も精度に欠けてしまい、ベストとは言い難い形になってしまった。

チームセレクションを誤った?

  • 負けたときには、いつだってそうだ。

セミファイナルで実験しなくても…

  • スラヴィア・プラハとのアウェイ戦『4-0』で勝ったとき、彼らは3年間ホームで負けたことがなかったし、グラニトは素晴らしいプレイをした。
  • 実験ではないが、うまく嵌まらなければ突かれるポイントではある。

アウェイゴールを奪った…

  • あれで試合の流れがガラリと変わった。
  • 次の95分間は、力をもっと発揮しなければならない。それができなければ、ファイナル進出のチャンスはない。

試合後の選手の雰囲気は?

  • ハーフタイムと比べると、かなり違った。
  • 私は彼らに、チャンスがあると話した。リターンレグで挽回するには遅すぎる、今すぐに変えなければならないと。
  • 結果、レッドカードで10人になったりもしたが、チームはまた別のレベルに上がり、ゴールを奪うことができた。

10人になった後、なぜ調子が上がった?

  • 後半のスタートが、前半とはまったく違っていたと思う。
  • 退場者が出た後、反撃しなければ敗退が決まると理解していたのだろう。
  • 反撃し、チャンスをものにして、すべてが好転していった。

 

パブロ・マリ『希望はある!』

‘We’ve to go full gas from minute zero next week’

結果について

  • 1人少ない状態で『2-0』だったことを考えれば、最悪の結果ではない思う。
  • あのような状況になるまで待つ必要はなかった。これを教訓として、次は最初から全力を尽くす。
  • なぜ出遅れたのかはわからない。しかし学んで、次に繋いでみせる。

セカンドレグについて

  • 彼らは2度のチャンスで2ゴール、私たちは2度のチャンスで1ゴールだった。
  • 第2戦の木曜日までに、その効率を変える必要がある。
  • 勝利のために、0分から全力で臨まなければならない。

 

以上が今回敗れたチームのコメント。

勝利したエメリは自チームが勝利に値したと称賛しつつ、ペナルティに関しては『VARで確認すべき』と不服の様子だった。

 

おわりに

奇策も成功しなければ、ただの愚策。第2戦の戦い方に期待したい。

実際、スラヴィア・プラハとの第1戦は大丈夫かという結果に終わったものの、第2戦で4得点快勝というケースもある。

希望はまだあるのだが、仮に敗退してしまった場合、アーセナルは今季なにを手に入れることができるのだろうか。

このELルートは最後まで残さなければならない。

 

 

 

ひとまず、以上。

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