ミケル・アルテタに惚れた、ラウル・サンレヒ

ミケル・アルテタに惚れた、ラウル・サンレヒ

さて、今日のアーセナルトピックをみなさまと共有したく存じます。

アーセナルのコラムを書いてくれる、『Football London』のジェームズ・ベンジ(James Benge)が先日のファンフォーラムを振り返っている。

アーセナルファンフォーラムの模様を振り返る

アーセナルファンフォーラムを振り返る

アーセナルのエグゼクティブ・チームとファンとの定期フォーラム。

前回行われたのは2月、マネジングディレクターのヴィナイ・ベンカテシャム(Vinai Venkatesham)は体調不良のためビデオ出演で対応していた。

そして、あれから3ヶ月。状況はかなり変化している。

重厚でエレガントなハイベリーハウスの一室から、個人の本棚を覗き込めるような場所へと変わったのである。

アーセナルのパーカーを着たベンカテシャムの姿も、1998/99シーズンのホームシャツを着て、ロックダウンによってカミソリからも隔離されてしまっているラウル・サンレヒ(Raul Sanllehi)と比べれば何ということはない。

サンレヒは、コロナウイルスでロックダウン中のアーセナルを『眠っているクマ』(“a sleeping bear” )と表現した。

たしかに現在のサンレヒは、冬眠中のクマのようである。

ちなみにサンレヒが語った、現在の行動指標は以下の3点であった。

  1. 共に働くこと(Working together)
  2. クラスとしての振る舞いをすること(Acting with class)
  3. 楽しみにすること(Always looking forward)

過去の経験がなければ、適切に対応するのは難しいものだが、これらに則りアーセナルはサポーターが誇りに思えるような行動を多く取っている。

アーセナルのCOVID-19への対応

クラブ職員1,500名の5月までの給与を保証し、国の経済支援は受けないことを早急に決断した、アーセナルFC。

マッチデイスタッフに対しても、もはや開催されないであろう試合の給与を保証している。

さらに、リモートワークの準備も万端である。

サンレヒ、ベンカテシャム、ヘッドコーチのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)は、組織の可視化に努めており、定期的にスタッフとの情報共有を行っているとのことだ。

ベンカテシャムもここまでの動きに手応えを感じているようであった。

『アーセナルに来て10年、今ほどクラブの一体感を感じたことはない。』

アルテタに惚れる、ラウル・サンレヒ

ベンカテシャムとサンレヒの話を聞くと、アーセナルのために正しいことをしようと全力で立ち向かっていることが窺える。

当然、それらはまだまだ改善の余地があるだろうが、サポーターズフォーラムの古株たちは、彼らの信念を疑ってはいないようだ。

しかし、スタン ・ クロエンケが2018年に株式保有を100%にしてからは、株主総会での対立はなくなっている。

実際、サポーターが関心を持っているブカヨ・サカとピエール・エメリク・オバメヤンの契約交渉の状況については今回、答えることはなかった。

同様に、移籍市場での動きについても詳細に明かされることはなかった。

しかし、分かることもあった。

ある参加者が言った、アルテタについて話すサンレヒはまるで『恋する、10代のようだ。』

フットボール × NFL

Gunnersの新ヘッドコーチは、枠を超えてスタッフを活気づけており、既にアーセナルのカルチャーのひとつとして組み込まれている。

クロエンケがオーナーを努める、ロサンゼルス・ラムズのHCショーン・マクベイ(Sean McVay)からNFLではお馴染みである、小規模でのトレーニング方法について指南を受けたアルテタ。

その後、ショーン・マクベイのアドバイスを基にプレミアリーグの世界では珍しい、小規模でのトレーニングを実施するに至った。(【祝】アーセナル、トレーニンググラウンドを開放

アルテタは希望

サンレヒは、アルテタこそアーセナルの舵を取るべき人物であると確信している。

アルテタのこれまでの働きから、近い将来ノースロンドンが興奮の渦に巻き込まれることを期待するのは、なんら不思議なことではないだろう。

Sanllehi’s transfer update, Arteta’s impact and a sleeping bear – Inside Arsenal fan forum

 

NFLのトレーニング手法をPLに活用

プレミアリーグ(アーセナル)とNFLが手を取り合っているのも、大変興味深い話である。

スタン・クロエンケが様々なスポーツチームを買収したおかげで、意外なシナジー効果が生まれているようだ。

ちなみに、ロサンゼルス・ラムズのHCショーン・マクベイ(Sean McVay)は30歳のときからヘッドコーチに就いているようだ。

現在34歳という若手監督ながら、AP通信が選ぶ最優秀監督賞(Associated Press NFL Coach of the Year Award)を受賞しているとのことでアルテタ同様、希望の光である。

 

おわりに

ラウル・サンレヒはコネクションに強みを持っており、主に選手獲得の分野でその強みを発揮してきた。

そのおかげもあって、スカウティングのスヴェン・ミスリンタット(Sven Mislintat)と対立しすることになり、結局はこの優秀なスカウトマンを追い出す形となった。Sven Mislintat breaks silence on Arsenal exit and accuses club of breaking promises

その力の使い方を疑問視する声もあったが、アルテタが就任してからは一枚岩の団結を誇っているように思えるアーセナル。

この先も順調に行くかどうかはわからないが、少なくとも希望を持てるクラブであることは確かである。

 

 

ひとまず、以上!