オーンステイン『アーセナルの未来にアルテタはいるか』
- 2020.12.10
- Interview Transfer window
- David Ornstein

さて、今日のアーセナルトピックスをみなさまと共有したく存じます。
何も出来ずに終わった、モウリーニョトットナムとのノースロンドンダービーマッチ。(【圧倒的差】PL11節 トットナム v アーセナル 試合結果)
あの忌まわしき試合を終えて、アーセナル情報屋のデイヴィッド・オーンステインがYoutubeを更新している。
今後のアーセナルについて包括的視点で語っている。
オーンステイン『アーセナルの現時点を総括』
ノースロンドンダービーでの敗戦
前提として、木曜日の夜にホームで行われたヨーロッパリーグのラピッド・ウィーン戦と日曜日の午後のアウェイで行われたプレミアリーグのトットナム戦を比較するのは不可能に近い。
アーセナルのスタートは良かったし、失点後も及第点はもらえるであろう戦いぶりは見せていたわけだが、懸念のクロス攻撃なども見られた。
この問題は、1週間前のウルブス戦から続いており、このままいけば来週のバーンリー戦でも同じことが起こりそうだ。
個人的に目に止まったこととして、あまりにも多くのアーセナルプレイヤーがトボトボと歩いたり、期待される動きをしていなかった点。
それはFAカップやコミュニティシールドを制覇した時のものとは、かなり乖離したものだった。
私が思うに、ミケル・アルテタはおそらく少しだけ自身のビジョンと哲学にブレーキをかける必要がある。
これは先週ここで語ったことだが、改めて思ったことだ。
もう一つは、トーマス・パーティは試合に出すべきではなかったという点。
まあ、これは試合後にとやかく言うのは簡単だ。
しかし、取る必要のないリスクのように感じた。
彼を長期に渡って失うことによって、結果としてより大きな代償を払うことになるのではないかと危惧している。
次は、バーンリーとの試合。
そして、ミッドウィークにサウサンプトンとのホームマッチを控えている。
この2試合は、必勝(must win)が求められるだろう。
シーズン開幕前の展望
トーマス・パーティの獲得は世界にメッセージを発信したと言っていい出来事だった。
あれで今季のアーセナルの優先順位がクリアになった。
それはチャンピオンズリーグへの復帰、トップ4かヨーロッパでの優勝だ。
しかし、それが彼らにとってそれほど重要であるならば、なぜ彼らはもっと早くパーティを獲得しなかったのかという議論を呼ぶことになる。
そして、クリエイティビティの問題が適切に対処されなかったという事実も議題に上るだろう。
2つのトロフィを獲得したことで、ミケル・アルテタの最初の8ヶ月はかなり印象的なものに映ったものだ。
しかし、それはピッチの内外でのかなりの数の亀裂を覆い隠しており、悪い芽は常にそこにあった。
その時に必要だったのは安定性だったわけだが、結果としては彼らは夏の移籍市場でそれを得ることはできなかった。
ラウル・サンレヒが去ったことで、ピエール・エメリク・オバメヤンとの契約延長交渉がストップしたり、ウィリアン・サリバやメスト・エジルの件などの問題があった。
さらには、フットボールオペレーションディレクターのハス・ファーミーの退任劇も。
結果としてピッチ上のアーセナルは、明らかにトップ4たちのライバル(好敵手)にはなっていない。
創造性欠如の問題
メスト・エジルを使わないのはいいが、代わりは必要。
アーセナルは、今夏にリヨンのフセム・アワールをトライしていたが、うまくいかなかった。
であれば、エジルであろうとなかろうと、内部で解決策を探す必要がある。
ウィリアンがアーセナルにクリエイティビティをもたらすと見られていたりもしたが、プラン通りには進んでいないのが実情だ。
そうなると、1月の移籍市場に注目が集まる。
そんな彼らが検討している選択肢の一つが、ソボスライ・ドミニク。
オバメヤンにボールを供給できる存在を探していることだろう。
自信は揺らいでいないと言われているが、オバメヤンはゴールを決めるために必要なサービスを受けていないと感じているはずだ。
退団と残留 アーセナルの未来
2021年夏、メスト・エジル、ダヴィド・ルイス、ソクラティス、ムスタフィといった面々が契約満了を迎える。
その1年後は、ラカゼット、コラシナツ、チェンバース、エルネニが満了の対象になる。
色々と動きがあるだろうが、私がどこにも行かないと思う一人は、ミケル・アルテタだ。
アルテタは、たくさんの失敗をしてきたと思う。
しかし、彼はエメリ時代の多くの問題を受け継ぎ、そしてアーセン・ヴェンゲルの代から続く問題も丸投げされている。
だから彼には時間が与えられるはずだ。
アーセナルのマネジャーの座を狙うものはいるが、クラブはミケル・アルテタを応援している。
問題の病巣を取り除き、未来の成功に導いてくれると信じている。
おわりに
急いで訳したため、日本語訳の精度はアレだが、だいたいこんな感じのことを言っていたと思う。
私はミケル・アルテタを信じているが、あっという間にアルテタに対してメディアの当たりが強くなってしまい残念に思っている。
勝負の世界なので結果がでなければ仕方がないが、流石に厳しい立場に追い込まれてしまったものだ。
正直、こうなんというか、アーセナルのことが悪く書かれるのは気分が悪いので、早く見返してやってほしい。
ひとまず、以上!
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