終わらないゲンドゥージの反抗期
- 2021.03.20
- News story
- Mattéo Guendouzi

さて、今日のアーセナルトピックスをみなさまと共有したく存じます。
信頼のおけるドイツメディア、Bildがゲンドゥージの将来を綴っている。
今季はシーズンローンで、ヘルタに加入しているゲンドゥージ。
アーセナルは願わくば、もう1年間ヘルタに留まってほしかったようだが、ここに来て持ち前の『意固地な性格』が災いしている様子。
ヘルタで浮く、ゲンドゥージ
So plant Hertha mit Guendouzi & Radonjic
ゲンドゥージの再ローン交渉、終わる
アーセナルのMFマテオ・ゲンドゥージは、ヘルタ・ベルリンとのローンが終了する今夏にクラブに復帰する見通しだ。
アーセナルはこの夏、ヘルタから再ローンの申し出があることを期待していたが、どうやらそれは実現しなさそうである。
ヘルタで好スタートを切ったゲンドゥージ。
しかし今では、悪目立ち(conspicuous)しているという。
ゲンドゥージは先日、『将来はアーセナルにある』として『シーズン終了後に話し合う』とコメントしていた。(【Loan watch】ゲンドゥージ『夏に決する』)
それはつまり、ヘルタが興味を示しておらず、ローン継続の話は終わったことを意味している。
ゲンドゥージにとってプレミアリーグは、残留争いで混沌とするヘルタよりも魅力的に映っており、個人的にも復帰を希望しているようだ。
彼がアーセナルで活躍できるかどうかはわからないが、昨季、アルテタと対立したことを考えれば、居場所を作れる可能性は低いだろう。
監督からの信頼も急降下…
ヘルタ・ベルリン加入時は、いきいきとしていたゲンドゥージ(21歳)。
実際にゴールにも絡んでおり、アーセナルが泥沼の時期には『惜しいことをした』と綴るメディアもあったような気がする。(【Loan watch】ゲンドゥージ初ゴール&トレイラ出戻りの噂)
しかし、チーム成績は芳しくなく現在は、絶賛残留争い中だ。
監督交代もあり、新たに就任したダルダイ・パール(Dárdai Pál)からは態度面の問題もあってか見限られている。(ヘルタ監督『マテオ・ゲンドゥージは反抗的』)
残留争いでチーム一丸となって励んでいる中、自分の将来は此処ではないと振る舞うゲンドゥージに周囲は辟易しているのかもしれない。
おわりに
振る舞いに呆れるといえば、それこそミケルと衝突した要因でもあった。(マテオ・ゲンドゥージに辟易していたアーセナル)
過去、素行面で課題があっても環境を変えたことで改善した選手も多くいたのだが、ゲンドゥージには効かなかったようだ。
こだわりがあるのは悪いことではないし、キャリアの目標を立てることは大事なことだ。
だが、ミケルが彼に求めていたのは、『クラブの看板に胡座をかかず現状を鑑みて、戦う姿勢』のように思える。
給与を自慢したり、大事な時期に出向組だと振る舞う態度は、驕り高ぶりと受け取られて当然だろう。
ゲンドゥージタイプはよくいる
こういうタイプは、別に珍しくないと思う。
『こんなことはしたくない』、『こんなことをするために来たんじゃない』、『俺はお前たちとは違う』。
ゲンドゥージを見ていると、『新入社員』に見えてくる。
希望の配属が叶わなかったり、そもそも就職活動がうまくいかなかったり、最初の仕事が想像よりも地味だったりして、リアリティショックを受けたときのような。
ゲンドゥージの場合は、そのキャラクターで成し得てきたという成功体験があるから、『今はこういうことを学びなさい』と言われても『必要ないやい!』と反発してしまうのだろう。
本来であれば、この一年で『プロフェッショナルの振る舞い』だとか『競技へのひたむきさ』とか精神面への成長が見られればよかったのだが、今のところその兆しは見えてこない。
21歳、たしかに若いが、子どもでもないはずだ。
ひとまず、以上!
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降格争い、監督交代なら出られないのは当たり前。残念ながらそこまで力が、なかっただけ。彼のトラブルは、微妙なずれから生じるもので、利己主義者ではない。
私の通っていた中学は自転車通学者は下は体操着でよい事になってたのですが、上もそうして先生に叱られた処、それおかしいと喚いて大問題に発展させた人がいました。