ウィリアン退団、最終日の移籍市場【Willian, Nelson, Bellerin…】
- 2021.08.31
- Official
- Ainsley Maitland-Niles, Hector Bellerin, Reiss Nelson, Willian Borges

6月から稼働してきた2021/2022のSummer transfer windowもおよそ12週間のときを経て、デッドラインデイが見えてきている。
プレミアリーグの夏の移籍市場閉幕は、8月31日(UK time: 11pm)で日本時間だと9月1日の朝7時にあたるが、なにか劇的ロマンチックなドラマは待っているのだろうか。
昨年はThomas Parteyの駆け込みゲットがあって、エドゥも満足げにSNSを更新していたけども、今季は既に契約更新を含め多くの取引に着手していることもあって人員整理に時間を割くというのが大方の予想となっている。
だれが換金されるのか、獲得の噂はあるのか、もろもろ見ていこうと思った次第。
ウィリアン、双方合意で退団
まずはウィリアン。カラバオWBA戦のときから噂に上がっていたが、アーセナルの負担はほぼなしで決着を迎えている。
Willian leaves the club by mutual consent
私たちは、本日をもってウィリアンとの契約を終了することで相互合意に至った。
昨年8月にチェルシーから加入したブラジル代表のウィリアンは、2020/21シーズンは37試合に出場した。
契約はあと2年を残していたが、協議の結果、クラブを去ってキャリアをスタートさせたブラジルのコリンチャンスに復帰することになった。
SkysportsのKaveh Solhekol曰く、『この契約解除によりクラブは£20.5mの経費削減を実現』とのこと。
給与負担だとか、そういった問題を負わなくて済むようだ。
ウィリアンのフェアウェルメッセージ
このような機会を与えてくれたアーセナル、温かく迎えてくれたクラブに感謝する。
残念ながらピッチでは私たちが計画し、期待していた通りには進まなかった。
特に一部の報道では、私が金銭的な理由でここに来たのではないかとして多くの批判を受けた。
今日の行動で、そういった情報に加担した人たちは事実とは異なることを理解してもらえたと思う。
それがゲームの一部であることは認めるが、自分の自尊心を満たすためにすぐに非難したり、悪循環を作り出したりしてはいけないということを、学んでくれたら幸いだ。
私はキャリアの中で、常に勝ちたいと願い、ベストを尽くすようにしてきた。
残念ながら、アーセナルではそれが叶わなかった。申し訳なく思っている。
2013年にイングランドに来て、今日まで楽しんできた。
心と魂のこもったこの素晴らしいリーグでプレイするために、私を助けてくれたすべての人に感謝したい。
アーセナルファンの皆、パンデミックの影響でまともに会えなかったが、成功を願う意欲とクラブへのサポートは素晴らしいものがあるし、来るそれに値すると思っている。
この歴史あるクラブに関わるすべての人に、今後の成功が訪れることを切に願っている。
在籍1年。
チェルシーが3年契約を提示しないということもあって、アーセナルにやってきたが、1年でサヨナラとなった。
周囲の期待とは裏腹にパフォーマンスを発揮することもなく、奇しくも3Aを記録したヘンリク・ミキタリアンのようにデビュー戦のバーストで終わってしまった。

ウィリアン獲得は、ミケルのプロジェクトの一環で獲得されたわけだが、結実はしなかった。
まあ、『将来の負債』として問題を放置せずに自分で落とし前をつけたことは褒めるべきか・・・。
『アーセナルで3年以内にチャンピオンズリーグを制覇する!』と息巻いていたウィリアン。
その言葉に獲得を疑問視していたファンも、少なからず心が揺れたことだろう。

・・・なんだったんだ、まったく。
アーセナル移籍ゴシップ
Reiss Nelson
- Chris Wheatley『蘭フェイエノールトにシーズンローンの噂。ローン前に契約延長に着手するだろう。』
Ainsley Maitland-Niles
- John Cross『AFCがエヴァートンのローンを拒否』
- 本人はSNSで『自分を必要とし、プレイできる場所に行きたいだけなのに😭😭😭』とアーセナルの対応に不満を吐露。
Hector Bellerin
- スペインメディア『ベティスから大きな発表があるかもしれない』
- TheAFCBell『ベティスの競合にビジャレアルとバルセロナの存在あり』
The Sunが以前にネルソンのローン計画を報じていたが、国外で決着なるか。(リース・ネルソンにローンの噂)
あと、過去のゴシップを見返してみると・・・。
これまでSead Kolasinacにフェネルバフチェ行きの話があったが、決裂したとかなんとか。
Eddie Nketiahはパレスへのローンで話し合いの真っ只中とか、そんなかんじ。
おわりに
そういえば、『フセム・アワール陣営がアーセナルに逆オファーを送った』とか真偽不明のゴシップがあったが、あれはどうなったのだろうか。
まあギリギリのぎりぎり、というかデッドラインを迎えて初めて落ち着くことができるのが、この移籍市場。
気長にそのときを待とう。
Happy #DeadlineDay 💰
Never forget the moment Arsenal confirmed Mesut Ozil pic.twitter.com/FdjIwV2sHI
— Football Daily (@footballdaily) August 31, 2021
締め切り間近の駆け込み獲得も嬉しいんだけど、他クラブの動きも活発だから衝撃は結構薄れがち。
エジルのときもなんか『ほえー』って感じだった。でもあれは非現実過ぎてすぐに飲み込めなかっただけか。
そんな獲得がまたあれば最高だけど、まあそんなことよりもはやくリーグで1勝してほしい。
ひとまず、以上!
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疑問を感じます。チーム崩壊がいつから始まっていたのか。人によって様々でしょうが、雇用というものをよくわかっていない人間が絡んでいる。最初からこうするつもりで雇ったよう(流石に実際は違うでしょうが)にさえ見える。エドゥでないことを願うばかりです。
走れだの、戦えだの言う資格がある人間が、今のトップチームにいない。いったん崩壊するしか、再生の道はない。
3年契約に拘っていた選手があっさり1年で解除合意、なかなかにショッキングではありますね。ウィリアン退団でお金の面では助かりましたが、チームの魅力という面では対外的にもダメージ有りですね。