アルテタ『創造性欠如の改善に向け、動いている』

アルテタ『創造性欠如の改善に向け、動いている』

さて、今日のアーセナルトピックスをみなさまと共有したく存じます。

アストン・ヴィラに枠内ショット「0」を記録したGunners。

 

あれから今日に至るまで、どこもかしこも『創造性の欠如』(lack of creativity)をテーマにした記事をアップしている。

今回は、アルテタのインタビューも載っているSkyの記事を共有したい。

アルテタ『クリエイティビティ改善の糸口はある』

出典:skysports.com/

Mikel Arteta exclusive: Arsenal ‘ready’ to strengthen squad and solve creativity problem

アーセナルは、前節のアストン・ヴィラ戦で、枠内にシュートすることができずに敗戦を喫した。

あの試合は、チームのクリエイティブ要素が欠けていることを如実に表していた。

【脱落】PL37節 アストン・ヴィラ v アーセナル 試合結果

Photo by SHAUN BOTTERILL/POOL/AFP via Getty Images

 

アストン・ヴィラ戦の前、リヴァプールとマンチェスターシティ相手に勝利を挙げたアーセナル。

この勝利は、ミケル・アルテタの下でチームが改善していることを示していた。

アーセナルが、あれほど毅然とした守備を展開するのは稀なことであったし、滅多にないチャンスを見事に掴んだ。

 

しかし、アストン・ヴィラに負けた。

下位に負けたことで、アーセナルに残されている課題も浮かび上がってきた。

 

クリエイティビティの欠如

アーセナルが抱えるクリエイティビティの欠如は、シーズンを通した問題である。

さらに今季は、近年のアーセナルでもワーストとなる順位で着地する可能性がある、哀しいおまけ付きだ。

 

今シーズンのプレミアリーグのアーセナルのショット数は、降格が決まったノリッジを下回る16位。

さらにそこから、算出される得点が期待できるショット数(xG)は、ワトフォードとブライトンに挟まれ、トップには遠く及ばない。

出典:skysports.com/

 

そんなアーセナルの創造性欠如について、ミケル・アルテタは認識済みの様子。

 

マンチェスターシティでも4年間、それを打開するため、最善の方法を模索してきた。

クリエイティビティの欠如。

それは私たちが直面している課題の一つであり、私たちが改善しなければならない分野の一つであることに違いない。

 

アルテタ『すべては繋がっている』

 

個々のクオリティも大事だが、攻撃したいスペースで脅威になるためには、全体のストラクチャがもっと重要だ。

ストラクチャは、アタックの継続にも影響するもので、全ては連動している。

選手たちもそれを理解しなければならない。

狭いスペースでは、一つ一つのディテール、タッチ、動きがより重要になってくる。

今か、それとも1秒後か。

パスが30ミリとズレるだけで、すべてが変わるんだ。

 

トップチャンスクリエイター メスト・エジル

こうなってくると、メスト・エジルの不在を疑問視しているサポーターがいるのも理解できる。

メスト・エジルはリーグ再開後、1分もプレイしていないにもかかわらず、今シーズンのチャンスクリエイト数でクラブトップに君臨しているからだ。

出典:skysports.com/

メストが何をもたらすかは知っている。

スタッツを見ても、スペースのないタイトなエリアで何ができるかわかる。

 

しかし、アルテタの声はそこで途切れてしまう。

 

・・・・私が言えるのはそれだけだ。

 

そう、彼は付け加えた。

 

アルテタはそれ以上の説明をする気はないようだが、エジルがマテオ・ゲンドゥージと同じような状態であることは想像に難くない。

マネジャーが設定したルールと相容れないのだろう。

そして、エジルを戻すことはアルテタが自身で設けたルールに反するということだ。

謝罪拒否で溝が深まるゲンドゥージとアルテタ

 

カゾーラ、ロシッキー、アルシャヴィン、ラムジー、ミキタリアンといった選手があそこでプレイしていた。

ジャック・ウィルシャーでさえ、いつもあのエリアに顔を出してきていた。

多くの選手があのエリアを主戦場にしてきたが、今はもう居ない。

私たちは、彼らに頼ってきたこのサイクルを一新しなければならない。

 

ダニ・セバージョスのポジション

セバージョスをさらに前に置くということは、可能だろうか。

レアル・マドリードからローンで加入している23歳のセバージョスは、最近のアーセナルでも一際、存在感を放っている。

 

ダニは確かに、もっと前でプレイする能力を備えている。

しかし、現在のチームにはボールを安定させる役割が必要で、彼をあの位置で使わなければならない。

 

移籍市場のプランニング

アーセナルは、来週末のFAカップファイナルでチェルシーに敗れた場合、ヨーロッパリーグを逃すことになる。

しかし、アルテタはオーナーが選手獲得のための資金援助に動いてくれると自信を見せている。

 

私たちは、みんなが同じ方向を見据えており、チーム強化に向けベストを尽くそうと励んでいる。

それは私にとって、とても心強いものだ。

 

まず、ここにいる選手たちをもっと助け、より良い環境を与えるために何かできないか考える。

移籍市場に駆り出すのであれば、どれを実行に移すか、どれだけ迅速に実行するかを決める。

私たちは、完全にその準備ができているし、テクニカルディレクターのエドゥとも話を詰めている。

 

クリエイティブの責は中盤とは限らない

アルテタは、クリエイティブプレイヤーの獲得が夏のアーセナルの優先事項になるかと問われた際に頷いた。

しかし彼は、創造性は必ずしも中盤から生まれるものではないことを強調している。

 

そこは、改善するポイントの一つではある。

しかし、それらの選手がどれだけ重要であるかは、試合によって異なってくるし攻撃の組み立てにもよる。

例えばリヴァプールは、中央を使わずに攻撃を展開するが、これが非常に効果的に働いている。

フルバックが生み出すアシスト数に注目して欲しい。

マンチェスターシティのNo.10と比較して、数は同じでも、スタイルが全く違う。

チャンスを作る方法は、色々な方法があるということだ。

 

バック3にこだわりはない

多くの事柄は、結局はアルテタが用いるシステムに懸かってくる。

アーセナルがプレミアリーグ再開後の最初の2試合を落とした後、アルテタは守備を固めるために、バック3を使っている。

彼は今後も、この形で行くのだろうか。

 

チームを作るには、勝たないといけない。

もう少し安定が欲しかったし、相手にやりたいことを読まれないために試行錯誤した結果がこうなった。

できれば、もっと柔軟性が欲しい。

選手を混乱させることなく、2、3の異なるフォーメーションを使いこなすことができれば、相手に主導権を握らせづらくなる。

常に同じ原則の基、システムを変えて、異なる方法で攻守を変えたりすることができるようにしていきたい。

 

ヤングガンへの大きな期待

アルテタは、アーセナルの若手たちにも期待を寄せている。

その期待の高さは、18歳のブカヨ・サカに来シーズンのNo.7を与えたという事実からも見ることができる。

そして、もう一人のティーンエイジャーであるウィリアン・サリバには、No.4のシャツが割り当てられている。

【Saka is No.7】アーセナル、20/21のホームキット発表

 

サカとサリバだけではない。

ジョー・ウィロック、エディ・エンケティア、リース・ネルソンといった選手もそうだ。

その中でも最も興味深いのは、シーズン後半にハダースフィールド・タウンに行った選手であり、アーセナルに欠けている創造性を持っているエミル・スミス・ロウである。

【打倒エジル】エミル・スミス・ロウ『アーセナルNo.10の夢は揺るがない』

出典:AFP

 

ローン先で輝くスミス・ロウ

彼の名前が出てくると、アルテタは微笑んだ。

彼は、アタッキングミッドフィルダーとして、あのポジションでプレイするための非常に特異なクオリティを携えている。

彼と一緒に戦えるのが楽しみでならない。

彼にはプレイが必要だったし、今の彼はより成熟しているように見える。

プレシーズンに戻ってきたときには、もっと良い場が与えられると思う。

 

アーセナルFCにふさわしい場所へ

アーセナルの若手の伸びは、来たる明るい未来を示している。

しかし実際のアーセナルは、まだかなりの改善が必要である。

FAカップを勝利で飾る可能性はあるが、トップ7以下でフィニッシュするという失態は、アルテタのタスクの多さを表している。

 

この結果は、現実を確認するためのもの。

順位表は嘘をつかない。

今季を振り返って、できるだけ早くチームを正さなければならない。

明らかに、このフットボールクラブに求められている結果ではない。

私たちは改善しなければならないし、そしてきっと良くなるはずだ。

 

おわりに

メスト・エジルの件、一体なにが両者の間で起こっているのか気になって仕方がない。

こういうときこそ、面白がって好き勝手に書きそうだが、ジャーナリストたちも全く掴めていないから何も書けないのだろうか。

 

創造性の欠如。

アルテタの言うように、中盤がその役割を担わなければならないわけではない。

リヴァプールのように、アーセナルもオリジナルの型を見つけて欲しいものだ。

 

今夏のマーケットに期待したい。

 

 

ひとまず、以上!