【泥沼】PL10節 アーセナル v ウルブス 試合結果
- 2020.11.30
- Premier League
- 20/21 Premier League, David Luiz, Gabriel Magalhaes, Joe Willock, Mikel Arteta

ショッキングなアクシデントから始まった、ショッキングな試合展開。
『ウナイ・エメリ期の最後を見ているようだ』という声もあるようだが、この試合に関して言えば、平常心で戦うことは難しかったことだろう。
この試合では、いくつか要らぬカードも貰っていることから推測するに、アクシデントによって集中力を削がれてしまった可能性も無きにしもあらず。
それにしてもこの沼、底がない。
Match summary
試合の結果と、記録について少々。
試合結果

Arsenal 1-2 Wolverhampton Wanderers
アーセナル:G Magalhães (30′)
ウルブス:P Neto (27′)/ D Podence (42′)
レフェリー:Michael Oliver
アーセナル スクワッド

前節のリーズ戦で負傷した、ブカヨ・サカが復帰。
オバメヤンをセンターに据えて、セバージョス&ジャカ&ウィロックの中盤とリーズ戦と似通った形で臨んだ。
試合前のスターティング予想では、トーマス・パーティが出てくるのではないかといった予想が立てられていたが、アルテタ曰く、復帰には時間を要するとのこと。
ウルブス スクワッド

事前に警戒していた『バック4』を敷いてきたウルブス。(PL10節 アーセナル v ウルブス プレビュー)
このシステムが当たったのか、アーセナルが単純に駄目だったのか、とにかく崩せなかった。
Arsenal substitute
45′ D Luiz ⇔ R Holding
65′ Willian ⇔ R Nelson
81′ G Xhaka ⇔ A Lacazette
注目のトピックス
ラウル・ヒメネスとダヴィド・ルイスが交錯

前半4分、アーセナルが得たコーナーキックでヒメネスとルイスが交錯し、試合が10分間中断する事態に。
ヒメネスは意識不明で病院に搬送(のちに回復)、ルイスは頭に包帯を巻きプレイを続けた。
私事だが、こういうショッキングな場面が大変苦手なため、流血しながらプレイを続けるルイスをいち早く交代させてほしかった。
一般的に流血というものは、人の不安心を煽ると言われているから、止血できていないのなら即交代させるべきだろう。
結局、ハーフタイムでルイスはホールディングと交代、まったくもって理解し難いマネジメントだった。
【1-1】先制を許すも、即取り返すアーセナル

27分に20歳のペドロ・ネトに先制を許したものの、30分にブラジリアンコネクションで、すぐさま同点に。
ウィリアンのクロスをガブリエルがヘッダーで合わせた。
ガブリエルは、1節フラム戦ぶりのゴール(今季2ゴール目)、ウィリアンも1節フラム戦ぶりのアシスト(今季3アシスト目)ということで久々の形であった。
ちなみに今季、ガブリエル(2G)よりも多くPLで得点を挙げているのは、ラカゼット(3G)のみという。(opta)
全然、嬉しくないスタッツが明るみに出てしまった。
【1-2】良い所が見当たらない…

すぐさま追いついたのは良いが、結局40分にダニエル・ポデンセに逆転を許し、アーセナルはビハインドで折り返すことに。
『ウルブスが、過去PL237試合で、前半のうちに5本以上のショットを放ったことがあるのは2試合だけ』というデータも出てくるなど、アーセナルはあらゆる面でダメダメだった。
H/T: 2-1 Wolves.
Dreadful from Arsenal. Real throwback to the final weeks of Emery. No midfield, nothing in attack. Players look lost. Worrying.
— Charles Watts (@charles_watts) November 29, 2020
H/T: 2-1 Wolves.
ドン底のアーセナル。
エメリ解任前の最後の数週間に戻った気分だ。
中盤も駄目、攻撃も駄目。
選手たちは迷っているように見える、心配だ。
ダヴィド・ルイス、ようやく交代

集中力が欠如しているように思えた、アーセナルの前半の戦いぶり。
前半にショッキングな事故があったことが要因だろうが、チームに不安をもたらしている中心人物、ダヴィド・ルイスを早く下げてほしかった。
ハーフタイムで渦中のルイスを下げたため、これでマシになると期待したのだが、MF、FWが奮わず。
声を出して鼓舞する選手は確認できたが、目の前の試合に集中できていないような選手がちらほらと見られた。
【1-2】最低記録樹立で試合終了

結局、前半の不調から帰ってくることは出来ずに、試合終了のホイッスル。
チームの合計ドリブル数が個人に負けるなど、散々な内容だった。
この試合で樹立した哀しきワースト記録は、以下の通り。
選手採点 by Skysports
Arsenal
Leno (6), Bellerin (6), Gabriel (6), Luiz (5), Tierney (4), Xhaka (5), Ceballos (5), Willock (6), Saka (6), Aubameyang (4), Willian (5).
Subs: Holding (5), Nelson (5), Lacazette (n/a).
Wolves
Patricio (7), Semedo (6), Coady (7), Boly (7), Marcal (7), Moutinho (7), Dendoncker (7), Podence (8), Traore (7), Jimenez (n/a), Neto (8).
Subs: Silva (6), Neves (6), Kilman (6).
Man of the match
Pedro Neto
HIGHLIGHTS | Arsenal vs Wolves
アルテタ『またしても悔しい夜に』
Arteta on injuries, creating chances, Auba’s form
試合序盤の事故の影響は?
- ダヴィド・ルイスの件はドクターがすべてのテストを行い、プロトコルに沿って問題ないと判断した。
- ダヴィドは試合に出たがっていたが、ヘディングに懸念があったので交代させた。
- ラウルのことは心配、早く回復して欲しい。
『一歩前進、二歩後退』といった感覚?
- またしても悔しい夜になってしまった。内容は違えど、ホームで3連敗は痛い。
- 多くの場面で効果的だったし、負けに値したとは思わない。
- 誰にでも勝つ力は持っているが、余裕なく負けることもある。
出典:bbc.com/
『解任』の文字が頭を過る?
- コーチになると決めた時から、いつかはクビか、クラブを去る日が来ると思っている。
- それがいつになるかはわからないのだから、いちいち心配もしていない。
- 唯一の関心事は、選手たちからベストを引き出し、クラブに最大限の貢献をすること。
トーマス・パーティの不在が大きい?
- わからないが、それを言い訳にするのは好きではない。
- 怪我人や問題は抱えているが、今いるメンバーで打開しなければならない。
- トーマスの復帰はまだ先、今後数試合を欠場すると思われる。
ウィロック『早く解決しないと…』
Willock – We need to bounce back quickly
結果について
- 非常に残念。
- エミレーツでは負けたくないものだが、前半は十分ではなかった。
- 現状、チームとして十分なプレイができていないし、早く立ち直る必要がある。
- 望むべきポジションに立ち返るためには、できるだけ早く問題を解決しなければならない。
おわりに
アーセナル、10試合終えて『13pts』の『14位』!!!!!!
なかなかない光景だと思われるから、しっかり直視しよう。
試合前、アーセナルのひとつ上の順位に居たウルブスは、順位を『6位』にジャンプアップ。
羨ましい。

アーセナルはELの試合を挟んだら、次はトットナムとのアウェイマッチが控えている。
James Benge ルイス続行に怒り
Who makes the decision when Luiz is bleeding? Why has he not been assessed again? You don’t just catch a concussion, it’s a developing injury. Surely if you see him bleeding you examine him again at the very least?
— James Benge (@jamesbenge) November 29, 2020
ルイスは出血しているが、誰がプレイ続行可否の判断をすることになっているのか?
なぜ彼は、再検査されないのか?
脳震盪の心配だけでなく、現在進行中の怪我についてもきちんとチェックしているのか?
流血をしているのを確認したら、最低でも再検査くらいはするものだと思うが。
この試合、負けたことよりも、ダヴィド・ルイスを使い続けたマネジメントが不快だった。
ドクターがOKを出しても、それがチームにどう影響するかまで考えてほしかった。
血液恐怖症の身としては、この試合はとてつもなくストレスになった。
ひとまず、以上。
【お知らせ!】
Feed、各種SNSから更新情報を確認できます。
ご活用くださいませ。
twitter/ 湯煎とるこ @yusen_toruko
instagram/ yusen_toruko
Feedly/ Arsenal FunFun!
-
前の記事
オバメヤン『ポジションはどこでも良い!』 2020.11.29
-
次の記事
【Loan watch】マヴロパノス復帰&先発出場 2020.12.01
ルイスの件。よりによってウルブズ。之もアーセナルの運命。相手の無事を心から祈ります。正しく負けた。あれはわざとではない。それは証明した。この種のことが二度と起きないようにする。。それもアーセナルから。辛く、悲しくても私はアーセナルを応援し続けます。
度々すみません。頭蓋骨骨折ということで言葉がありません。…新ためて早期の回復を祈ります。
コメントありがとうございます。
ヒメネス、キャリアに影響が出ないことを心から願いたいですね。
アーセナルの負けなんかよりもショッキングで、私はハイライトすら見れそうもありません。。