なぜアーセナルのメスト・エジルは冷遇されているのか

なぜアーセナルのメスト・エジルは冷遇されているのか

さて、本日のアーセナルアップデートをお送りいたします。

ダニ・セバージョス 『発言のニュアンスが間違って伝わった。』

先日のPostで扱った、セバーロスの「レアル・マドリッドよりアーセナル」発言について。

誤って伝わっているとスペインメディアのマルカで釈明した。(【週給はクラブが負担?】アーセナルのエジル、いくらなんでも嫌われすぎ

アーセナルでは、プレイできているから幸せ

選手である以上、プレイできていないとハッピーじゃない。

求められていれば、ハッピーなものなんだ。

僕はレアル・マドリードの選手だ。

マドリードでも色々学んだけど、結局はプレイしてるときが一番ハッピーなんだ。

アーセナルにいたいという発言について

僕の言葉は誤解されている。

捻れて伝わってしまったようだ。

言いたかったのはプレイしていないと、楽しくないってこと。

この2年間、レアル・マドリッドから多くのことを学んだから、今を楽しめているんだ。

僕の目標は、レアル・マドリッドで成功すること。

夢の実現のために戦う。

Ceballos: “Quiero ir a los Juegos y a la Eurocopa, me da igual no tener vacaciones”

 

前回の発言をきっちりと訂正した形だ。

少し残念ではあるが、周りに敵を作らないためにも撤回は仕方がないことだ。

それにしても、改めて「レアル・マドリッドの選手」と言われると、なんだかとても寂しい気持ちになる。

そんなダニ・セバージョス。

先日、話題になっていた負傷はやはり軽症で問題はないようだ。

週末の試合には、フィットするとのこと。

 

【移籍市場】2020年1月のアーセナルの動き

角度の低い話はしたくないのだが、こんな記事も出ている。The four players Unai Emery and Arsenal are in the market for in the January transfer window

 

アーセナルのオーナーであるKroenke Sports & Entertainment(KSE)

そこの副会長でアーセナルディレクターのジョシュ・クロエンケが1月以降も積極投資する可能性を匂わせていたことで、Gunnersの補強ポイントと適正な選手を今回のインターナショナルチームに招集された中から、厳選したようだ。

 

センターバック

ダヴィド・ルイスと契約したものの、未だ効果的な改善ができていないポジション。

Dayot Upamecano (France Under-21’s)

ダヴィド・ルイスと契約する前に、深くリンクしていたダヨ・ウパメカノ。

前回は、RBライプツィヒに突っぱねられたアーセナル。

しかし、今シーズン終了までに彼が新しい契約にサインしない場合は、違約金も下がり、アーセナルでも手が届くかもしれない。

 

ウィリアン・サリバの獲得に一役買ったとされる、エージェント・ゲンドゥージ。

ウパメカノとの写真をSNSにアップしたことで「ウパメカノも勧誘してくれているのでは!?」とGooner界隈は色めき立っている。

 

ミッドフィルダー グラニト・ジャカの代替

グラニト・ジャカはキャプテンに指名されたことで、ミスは相変わらずでも当分アーセナルを出ていくことはないだろう。

しかし、将来のことを考えて次のレベルに行くためには、やはりジャカの代わりが必要だ。

Fabian Ruiz (Spain)

ナポリ所属のファビアン・ルイス。

189cmの長身で左利きの素晴らしいパサーである。

彼の将来性は折り紙付きでは、移籍市場の動きには注目だ。

ミッドフィルダー メスト・エジルの代替

現在、冷遇されているメスト・エジル。

彼が出ていった際のクリエイティブな選手が必要になる。

Kai Havertz (Germany)

出典:football.london/

レヴァークーゼンのカイ・ハフェルツはどうだろう。

スヴェン・ミスリンタット(Sven Mislintat)がクラブにいた1年前にアーセナルとリンクされていた選手である。

さらに、彼は来年夏の移籍の可能性を仄めかしている。

ハフェルツは、アルゼンチンとの試合で得点をマークしており、良い印象を与えている。

日曜日には、エストニアと戦うドイツ代表。

スカウトを送る価値はある。

 

フォワード

ピエール・エメリク・オバメヤン、アレクサンドル・ラカゼット、ニコラ・ペペのトリオを結成したアーセナル。

ヨーロッパで見ても、とても魅力的な攻撃陣である。

ただ、問題が2点ある。

1点目は、より強固な攻撃陣へと後押ししていくこと。

2点目は、ペペがトップフォームではないということ。

そこでよりバランスを取れ、ペペのプレッシャーを和らげるワイドマンが必要になってくるかも知れない。

Donyell Malen (Netherlands)

出典:football.london/

PSVアイントホーフェン所属の元Gunnersプレイヤー。

リース・ネルソンとは、ほぼ同期であるドニエル・マレンはどうだろうか。

マレンは今シーズンPSVで大爆発しており、全コンペディションで15試合中14Gを記録している。

さらに先月には、オランダ代表デビューも果たした逸材だ。

プレイエリアは中央がメインだが、左右関係なくウイングとしてもプレイ可能だ。

まるでティエリ・アンリのような選手である。

 

エジルの今後を考える

前日のPostで話した「エジル、1月にトルコ移籍するかも問題」について。

今、獲得に関心を寄せているといわれるのはトルコのフェネルバフチェくらいだが、ミス・トルコであるエジルの奥さんがトルコ行きに賛成のようだ。

そもそも、エジルになにが?

エジルになにが起こっているのか、Football Londonが記事出している。

メスト・エジルは今シーズン、たったの142分の出場に留まっている。

マネジャーのウナイ・エメリのやり方には、メディアからも疑問の声も挙がっている。

アーセナルがドローや敗戦、クリエイティブに欠ける試合をするたびに、エジルの必要性が問われていく。

アーセナルとエジルの間に一体何が?

簡潔にいうと、アーセナルはもはやエジルを自分たちのキープレイヤーとは見なしていないということ。

エメリはヘッドコーチに就任されてから「すべてのプレイヤーを平等に扱う」と発言している。

しかし、実際のスクワッドを見ると、派閥があるように思える。

またダニ・セバーロスの登場により、エジルの居場所はなくなってしまった。

セバージョスは優れたクリエイターと見られており、今シーズンのデフォルトフォーメーションである4-3-3では、エジルに適したポジションがないというのが現実だ。

EFLカップやヨーロッパリーグでさえ起用させてもらえないエジル

エメリを含めアーセナルは、このコンペディションでは若手を起用すると決めている。

ジョー・ウィロック、エインズリー・メイトランド・ナイルズ、リース・ネルソンなどの選手をテストするほうが既に長短所を把握している30歳の選手を使うよりも価値があると考えている。

そのため、エメリは一貫してエジルに頼らないことを決めたわけだ。

エメリは「試合にベストなスクワッドを組んでいる」と言ったが、スタンダール・リエージュとの試合後には、エジルがスクワッドに入らない理由として「他のプレイヤーが値しただけ」と発言している。

これにより、エジルのトレーニングでの態度やコーチスタッフの要求を超えていないことがスクワッドに入らない原因と思われた。

一部のメディアでは、今回の騒動は選手とマネジャーの間で何かがあったに違いないと考えられているようだが、真相は至極シンプルでエメリがきて序列が下がったというだけのことである。

エジルがエメリのチームにフィットしない理由は?

エメリのフットボール哲学は「エナジーとプレス」

それにエジルがフィットするのは簡単なことではないし、確かに彼のディフェンス面での働きは、高く評価されているわけではない。

No.10の位置で、エジルがプレイするということは事実上、前線からのプレスを放棄するということに繋がる。

アーセナルは昨シーズン、エジルをスクワッドに含んで3-4-1-2の布陣を敷いてみたが、成功とは言えなかった。

エジルがエメリを説得するには、自身のプレイが魅力的でなければならない。

昨シーズンに記録した7G3Aでは、魅力的とは言えない。

エジルがパフォーマンスで苦労している理由は?

レアル・マドリッドの最終年とアーセナルでの4シーズンは、世界で見ても彼に匹敵するクリエイターはほとんどいなかった。

そう考えると、エジルのパフォーマンスの低下は年齢によるものかも知れない。

彼はもうじき31歳で代表でのプレイも含めると、700試合近く出場したわけだ。

つまり、彼のピークは過ぎたと見ることが妥当であろう。

そうなると彼を責めることはできない。

それに戦術的な理由も考えられる。

Optaによると、17/18と18/19ではエジルのポジションは大幅に変化している。

ポジションが変わったことで、彼の最も輝けるエリアであるペナルティエリア外の中央でのタッチが約13回少なくなった。

その代わりに、左でのタッチが増えた。

出典:football.london/

3-4-1-2でプレイしたときでさえ(上図はホームでのバレンシア戦)、プレイエリアは左に寄っている。

戦術が要因とすれば、適切な場所で使われていないことがコンディションが上がらない原因と考えられる。

エジルは軽視されているのか

SNSでは好き勝手デマが蔓延っているが、軽視されてはいない。

アーセナルは、エジルへの扉を閉ざしていない。

U23に追いやったりしていないし、5人のキャプテンに指名したのがその証拠だろう。

エジルは1月に売却されるのか?

アーセナルの理想としては完全移籍。

ただ、特に正確な情報でもない。

それでも現状、アーセナルはエジルに活躍の場を与えようとはしていないため、それは間違いでもないだろう。

MLSへの移籍の件はグラウンドの問題があり、流れてしまった。

中国への移籍も話に挙がったようだが、本人は乗り気ではなかった。

アーセナルはエジルの給料を肩代わりするのか?

可能性はかなり高い。

ヨーロッパのクラブでエジルの給与を払えるのは一部であり、そのクラブたちはエジルを欲しがってはいない。

エジルが移籍に前向きと考えられている、MLSまたはフェネルバフチェに行く場合、アーセナルは2021年の夏までの給料を補助する可能性はある。

エジルはクラブを去りたい?

エジルは移籍することが囁かれたときだって、残ることを選んだ。

2017年に契約延長の交渉が長引いたときでさえ、上手く着地できるだろうと見られてきた。

おそらくエジルの中で最も重要なことは、ロンドンでの生活をどれだけ楽しんでいるかということ。

夏にあった襲撃事件(コラシナツが撃退したアレ)が契機になることも考えられる。

エジルのアーセナルラストゲームは済んでしまった?

憶測の域を出ないが、アーセナルが1月に買い手を見つけることができればその可能性はある。

エメリは引き続き、ヨーロッパリーグをヤングスターの活躍の場として使うだろう。

だが、EFLカップのリヴァプール戦はどうなるかは興味深い。

今から1月の間に、エジルが有力なオプションであると証明される可能性はあるが、今までのような扱いは過去のものと言えるだろう。

 

彼が本当にピークが過ぎてしまって、スクワッドに適さないレベルなのかどうかは見てみないことにはわからない。

そして、そんな彼の状態を知れる機会が与えられないのは哀しいとしか言いようがない。

EFLのリヴァプール戦、ウナイ・エメリはエジルを使うのだろうか。

おそらく、起用しないんだろう。

 

おわりに

そんなエジルはこの代表ウィーク中、トルコで休暇を取ったようだ。

SNSの更新は久々のエジル。

笑顔でなにより。

 

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M10🇹🇷

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ひとまず、以上!