【アーセナルの移籍ネタ】獲得・売却総ざらい
- 2021.06.05
- News story

普段通りのスケジュールであれば、今回も例年と変わらず6月9日~8月31日の約12週間が夏の移籍期間になる。
また噂に一喜一憂して踊らされる日がやってくるのだが、今回はいつにも増して噂の数が多い・・・。
ということで、ポジションごとに噂をまとめてみたいと思う。
ちなみにすべて拾いきれるかどうかは自信がないので、悪しからず。
最新のTransfer Reliability Guideを基に拾っていきたい。
Tier | Source |
0 | Arsenal.com |
1 | David Ornstein, BBC Sport, Fabrizio Romano, Charles Watts |
2 | Gianluca Di Marzio, Amy Lawrence, Chris Wheatley, James McNicholas, AFC Bell, Mohamed Bouhafsi, The Guardian, The Athletic |
3 | James Olley, Alexis Bernard, Mark Irwin, Sam Dean, Simon Collings, Manu Lonjon, Jeremy Wilson, Guillem Balague, James Benge, Andy Burton, Raphael Honigstein, Mark Ogden, Sami Mokbel, The Independent, The Times, El Confidencial, The Telegraph, Bild, L’Equipe, Kicker |
4 | Sky Sports, Kaveh Solhekol, Kike Marin, John Cross, Nicolo Schira, Daily Mail, Goal, Marca, JOE.co.uk, Daily Express, The Mirror, Mundo Deportivo, BBC Gossip, Bleacher Report, AS, Metro, SportBild, football.london, Caught Offside, HITC (Here Is The City), 90Min, Sport |
移籍の噂、まとめる
ゴールキーパー
ブライトンから借りていたマット・ライアンは、ひとまず戻ることが公式にアナウンスされたため、テコ入れ必至のポジションになった。
レノの将来、ルナルソンのクオリティなど、なにかと問題を抱えている。
Contract | Name | Position | Birth(Age) | 懸念 | 噂 |
2023 | Bernd Leno | GK | 1992(29) | 去就不透明 | 契約遵守で残留? |
2024 | Alex Rúnarsson | GK | 1995(26) | 準備不足 | ローン? |
2022 | Dejan Iliev | GK | 1995(26) | 居場所なし | オファー待ち |
獲得の噂 | |||||
2022(Ajax) | André Onana | GK | 1996(25) | ドーピング控訴中 | レノの去就次第 |
Free(Brighton) | Mat Ryan | GK | 1992(29) | ローンでチェック済 | – |
2024(Brentford) | David Raya | GK | 1996(25) | PL昇格により断念 | 各紙「撤退」報じる |
問題山積みのポジションだが、現状で名が挙がっているのはアヤックスのアンドレ・オナナ。
禁止薬物の使用で2022年2月まで(1年間)の出場停止処分中の選手だ。
ちなみに、バルセロナユース出身ということで、GKコーチのイナキ・カナ・パボンと繋がりがある。
イナキ案件にクエスチョンもあるが、それよりも心配なのはドーピング。
薬関係ということで、ちょっと怪訝な表情にもなるが、彼いわく誤って服用してしまったとのこと。(そんな理由が通用するのか…?)
オナナ『控訴する!』

体調不良緩和のために服用したものが妻に処方されていた薬で、アスピリンと誤認していた。
アスピリンだと思って服用した薬が世界ドーピング防止機構(WADA)が指定する薬だった。
1年間の出場停止については、あまりに重すぎる処分であり、公平性に欠く。
6月2日にアヤックスとともに処分見直しのため、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ訴えを起こしている。
ということで現在、控訴審の結果待ち。
アーセナルのTier1, Fabrizio Romano曰く、この結果次第 & レノの去就次第で獲得に動くとのこと。
この手の話(誤飲)をたまーに聞くが、このレベルのアスリートになると自己判断で薬を服用してはいけないというルールがあったはずではなかったか。
まずはクラブに確認を取って、成分に問題なければ服用できるといった仕組みを構築していないのだろうか。
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彼のこのヘアスタイルは好きだが、果たしてCASが温情をもって処理してくれるか。
たぶん、レノも残って、オナナの処分見直しもなしで終わる気がする。
CAS『処分軽減するヨ』
Andre Onana has his ban reduced to nine months.
Statement from CAS says he will be able play again from November 3. pic.twitter.com/NApoR3iqDe
— Chris Wheatley (@ChrisWheatley_) June 10, 2021
アンドレ・オナナの出場禁止期間が9ヶ月に短縮された。
CASからの声明によると、11月3日からプレイ可とのこと。
6月10日のCASによるリリースによると、無事アピールが通ったようだ。
12ヶ月の処分から9ヶ月の処分へと変更されている。
所属元のアヤックスとしては、換金も辞さない構えのようで今なら「キズ物に付きバーゲン価格」だ。
ディフェンダー
まずはライトバックから見ていこう。
Contract | Name | Position | Birth(Age) | 懸念 | 噂 |
2023 | Héctor Bellerín | RB | 1995(26) | 退団許可あり? | ベティス or アトレティコ(スワップ) |
2022 | Calum Chambers | RB | 1995(26) | 契約残り1年 | 延長交渉中? |
2024 | Cédric Soares | RB | 1991(29) | – | – |
獲得の噂 | |||||
2025(Inter) | Achraf Hakimi | RM | 1998(22) | 高額(€80m) | 競合PSG |
2025(Brighton) | Tariq Lamptey | RB/RM | 2000(20) | ハム故障中 | 関心薄れる |
2024(Norwich) | Max Aarons | RB | 2000(21) | 1stではない? | 競合ToT |
このポジションも補強対象になっている。
ヘクター・ベレリンはイタリアやらフランスやらから関心を寄せられていたが、本人はスペイン復帰を希望しているとChris Wheatley(Tier2)。
スペイン勢の候補はベティスとアトレティコとのことで、アトレティコはキーラン・トリッピアー(元ToT)を差し出すつもりらしく、ベティスはローンを希望しているとのこと。
売却での取引を希望しているアーセナルにとっては、どれも魅力的ではないだろう。
アーセナルのRB事情についてもFabrizio Romano(Tier1)がコメントを残している。
希望はアクラフ・ハキミだったが、インテルの要求額(€80m)を知って不可能であると悟った。
タリク・ランプティへの関心は薄れており、マックス・アーロンズはファーストチョイスではない。
今後、サプライズ候補が現れる可能性は存分にある。
アクラフ・ハキミって冬以降になって、よく名前を聞くようになったが、RMがメインポジションとのこと。
メイトランド・ナイルズのようなイヤイヤは見たくないから、RBを本職でやっている選手を見つけてほしいものだ。
とりあえず、チェンバースの契約更新はマストである。
お次は、ティアニーがワンオペ状態のレフトバック。
Contract | Name | Position | Birth(Age) | 懸念 | 噂 |
2024 | Kieran Tierney | LB | 1997(24) | – | – |
2022 | Sead Kolašinac | LB | 1993(27) | 契約残り1年 | シャルケ/ラツィオ |
獲得の噂 | |||||
Free(Southampton) | Ryan Bertrand | LB/LM | 1989(31) | 年齢ネック | レスター加入? |
2025(Hibernian) | Josh Doig | LB/LM | 2002(19) | 即戦力ではない? | 確度低 |
満身創痍のティアニーのバックアップは不可欠。
獲得の噂は、ロンドン在住のライアン・バートランド。
しかし、いつの間にやらレスター行きが濃厚とSkysports(Tier4)が報じていた。
まあ個人的には、ウィリアンやオバメヤンのパフォーマンス低下を目の当たりにしてしまったので、この手の案件に飛びつくのはどうしても警戒してしまう。
ともすれば、コラシナツに期待、かと思いきやChris Wheatley(Tier2)曰く、どう転んでもミケルのプランに入ることはないとのことで移籍は確実か。
メイトランド・ナイルズはもうディフェンダーをやる気はしないだろうし、誰かお財布に優しいバックアップメンバーを見つけなくてはならない。
次はセンターバック。
Contract | Name | Position | Birth(Age) | 懸念 | 噂 |
2025 | Gabriel | CB | 1997(23) | – | – |
2024 | Rob Holding | CB | 1995(25) | – | – |
2024 | Pablo Marí | CB | 1993(27) | – | – |
2024 | William Saliba | CB | 2001(20) | 準備不足? | レヴァークーゼン? |
2023 | Dinos Mavropanos | CB | 1997(23) | 構想外? | ミスリンタット熱望 |
獲得の噂 | |||||
2026(Leverkusen) | Edmond Tapsoba | CB | 1999(22) | 高額(£50m) | Bildの報道 |
2024(Fulham) | Joachim Andersen | CB | 1996(26) | – | 競合ToT |
ダヴィド・ルイスという経験豊富なベテランを失ったわけだが、選手層という意味では慌てふためく必要はなさそうだ。
Goonerの気になるところとしては、サリバの処遇だろう。
一応、プレシーズンから合流するようだが、ファーストチームに入り確実という保証はないと言われている。
そんなサリバの行く末を見守っているクラブにレヴァークーゼンの名が挙がっており、アーセナルも彼らの選手、エドモン・タプソバに関心を寄せている模様。(Bild, Tier3)
しかし、彼の価値は£50m以上ということで、お財布的に断念する方向になるだろう。
サリバは今季もフランスで活躍したようだが、イングランドでは未だ未知数的存在。
このままベールに包まれたままで終わるのだろうか。
ミッドフィルダー
Contract | Name | Position | Birth(Age) | 懸念 | 噂 |
2025 | Thomas Partey | CM | 1993(27) | – | – |
2023 | Granit Xhaka | CM | 1992(28) | – | ローマ?(本人否定) |
2022 | Mo Elneny | CM | 1992(28) | 契約残り1年 | – |
2023 | Lucas Torreira | CM | 1996(25) | 移籍志願 | – |
2023 | Joe Willock | CM | 1999(21) | 換金? | Newcastle? |
2023 | Maitland-Niles | CM | 1997(23) | CMは厳しい | – |
2022 | Matteo Guendouzi | CM | 1999(22) | 中足骨骨折 | マルセイユ? |
獲得の噂 | |||||
2023(Brighton) | Yves Bissouma | CM | 1996(24) | 1stではない? | 競合リヴァプール |
2024(Sheffield) | Sander Berge | CM | 1998(23) | 降格でバーゲン価格! | 競合エヴァートン |
2023(Anderlecht) | Sambi Lokonga | CM | 1999(21) | – | – |
まずはセントラルミッドフィルダーを見ていこう。
ジャカにローマ加入の噂が出たりとなにかと話題のセントラルミッドフィルダーのエリア。
それ以外にも、もろもろオーバホールの噂が上がっているが、売るにしてもしっかりとしたリプレイスを手に入れなければ元も子もない。
そんな中、ブライトンのイヴ・ビスマは随分前から名が挙がっている。
Fabrizio Romano(Tier1)の読みは以下の通り。
アーセナルがビスマに興味を持っているのは事実。
彼の獲得を現実的に捉えているものの、トップターゲットではなく、セバージョスタイプを欲している。
ウィロックについては、魅力的なオファーが届けば話し合いの席につくだろうが、必ずしも売りたいわけではない。
ゲンドゥージは個人間も含めてマルセイユが動いているが、アーセナルが納得する額を提示できていない。
サンビ・ロコンガは具体的なことはなにも起こっていない。

ビスマには強い関心を持っているが、タックラーではなくセバージョスのようなスイスイ泳ぎ回る系を探しているとのことだ。
現状のスクワッドを見てみると、確かにセバージョスタイプは欲しいところ。
ただ、売却も獲得も『あとはハンコを押すだけ』といったフェーズには誰も達していないようだ。
次はアタッキングミッドフィルダー。
Contract | Name | Position | Birth(Age) | 懸念 | 噂 |
2023 | Emile Smith Rowe | AM | 2000(20) | 契約更新手付かず | アストンヴィラ? |
獲得の噂 | |||||
2024(Norwich) | Emiliano Buendía | RW/AM | 1996(24) | – | カウンターオファー提示/競合ヴィラ.etc |
2023(Real Madrid) | Martin Ødegaard | AM | 1998(22) | ローンでチェック済 | 再ローン熱望 |
先日、Telegraph(Tier3)が『ヴィラがスミス・ロウに関心を寄せている!』と報じていたが、流石に売りはしないだろうから適当に流しておこう。
ただ、契約更新はしっかりとDoneしてほしい。
最近のNo.10は、走り回るタイプがトレンドのようだ。
獲得候補のメンツを見ても、エジルのようなパスで仕留めるタイプではなく、走ってプレスかけてピッチをカオスにして、といったプレイが望まれているようだ。
このポジションについてもFabrizio Romano(Tier1)はコメントを残している。
アーセナルはノリッジにオファーを提示したが、断られている。(Skyはカウンターオファーを出したと報道。)
ただ、ノリッジも断固拒否ではなく、両者間の話し合いは継続している。
アーセナルとしてはブエンディアよりもウーデゴールが本命。
彼の状況次第でブエンディアに本腰を入れるかどうかが決まる。
ちなみに同じくTier1のBBCは、『オファーはまだ提示していない』と報じていて、情報が錯綜している。
本命はウーデゴールとのことで、ローンを勝ち取ることができればブエンディアのレースから身を引く可能性大のようだ。
David Ornstein(Tier1)のコメント。
アストンヴィラは、エミリアーノ・ブエンディアを獲得することに近づいている。
ノリッジのクラブ史上最高額となる£30mでの売却となり、さらにAdd-onとSell-On Clauseが付く。
個人間合意も済み、メディカルチェックも完了している。
Mirror(Tier4)のコメント。
アーセナルは先週、ウーデゴールの値札が£50mとわかったため、ブエンディアに£30m + Add onのオファーを送った。
それに対し、ヴィラは最初£28mのオファーだったが、アーセナルの動きを見てさらに追加オファーを提示していた。
結果、ヴィラでこの話は着地するだろう。
うーむ。
ウーデゴールも駄目、ブエンディアのレースからも撤退を余儀なくされた模様。
フォワード
ウイング勢から見てみよう。
Contract | Name | Position | Birth(Age) | 懸念 | 噂 |
2024 | Gabriel Martinelli | LW | 2001(19) | – | – |
2024 | Bukayo Saka | RW | 2001(19) | – | – |
2024 | Nicolas Pépé | RW | 1995(26) | – | – |
2023 | Willian | RW | 1988(32) | 移籍志願? | アメリカ行き? |
2023 | Reiss Nelson | RW | 1999(21) | – | – |
獲得の噂 | |||||
2023(Man City) | Raheem Sterling | LW | 1996(24) | – | 契約更新? |
Fabrizio Romano(Tier1)のコメント。
ダヴィド・ルイス同様、ウィリアンもアーセナルを去るだろう。
彼自身が去りたいと思っており、アーセナルも売却の意思がある。
契約が生きているので、オファー待ちだがいずれにせよ退団は避けられないと思う。
スターリングの件は、ペップはキープしたがっているため、なんとも言えない。
正直ここは新戦力よりも、ネルソンにチャンスをあげてほしいのよね。
もし来季も厳しいのであれば、ローンを選んでほしいものだ。
最後に、ストライカー。
Contract | Name | Position | Birth(Age) | 懸念 | 噂 |
2022 | Alex Lacazette | ST | 1991(30) | 契約残り1年 | – |
2023 | Aubameyang | ST | 1989(31) | – | – |
2022 | Eddie Nketiah | ST | 1999(22) | 契約残り1年 | ワトフォード/リーズ? |
2025 | Folarin Balogun | ST | 2001(19) | – | – |
獲得の噂 | |||||
2021(Arsenal U18) | Kido Taylor-Hart | LW | 2002(18) | – | バロガンを押し退けてSquadへ? |
ここ最近、ずっと抱えっぱなしだったストライカー問題。
オバメヤンは契約更新以降、フォームを崩したままで今季は実母の容態やらマラリアやらで苦労していた。
そんな中、ラカゼットは献身的なプレイなど実直に戦っていたが、気付けば契約満了に近づいていた。
キド・テイラー・ハートというジャマイカにルーツを持つ選手をファーストチームに引き上げる噂もあるが、彼はWGのため点取り屋ではない。
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まあ誰が点をとってもいいし、ゼロトップなんてシステムもあるのだから、どうにか形にはなるだろうが、オバメヤンのコンディションは来季には復調していてほしいものだ。
おわりに
こうして選手らの年齢を見ていくと、自分が年を食ったことを痛感する。
どんどん2000年生まれの選手の名が挙がっていき、今のアーセナルスクワッドの最年長がウィリアンの32歳(1988年生)。
32歳なんて若手社員ではないか。あぁ恐ろしい。
でもこう年を重ねたことで、ますますアーセナルを愛せている気はする。
誰がどんなミスをしても、『人生、そんなこともあるさ』と理解を示せるようになったし、彼らを子どものように愛でている感がある。
ん、、なにを書いているのだろう。
まあなんというか、選手のSNSとかを見ていると『早くアーセナルから出ていけ!』とか『お前いらない』とかそういう類の言葉を見るから、そういう分別のつかない人間の言葉っていらないなあと思ったり。
ということで、若手の活躍も嬉しいけど、ベテラン、マジで頑張ってくれ!
てな感じでここまでまとめてみたが、今もっともホットなのはAFCがオファーを出したとされるエミ・ブエンディア。
彼かウーデゴールがアーセナルの補強第1号になりそうだ。
ひとまず、以上!
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