【コロナ禍】資産を増やすアーセナルオーナー、スタン・クロエンケ

【コロナ禍】資産を増やすアーセナルオーナー、スタン・クロエンケ

さて、今日のアーセナルトピックをみなさまと共有したく存じます。

なにやら、コロナウイルス(COVID-19)で大変な世の中でも、スタン・クロエンケは順調に資産を増やしているようだ。

 

パンデミックの影響を感じさせない、クロエンケ

コロナ禍の影響を感じない、スタン・クロエンケ

アーセナルのオーナー、スタン・クロエンケ(Stan Kroenke)はパンデミック下でも、£323mもの資産を増やしているようだ。

出典:arsenal.com/

4月20日、アーセナルのMFメスト・エジルは12.5%の減給を拒否したこともあったが、オーナーは潤沢だ。

4月23日に『The Institute for Policy Studies』が発表した調査によると、スタン・クロエンケは今年に入ってから個人資産が£323m増加しているとの記載がある。

Gunnersのオーナーで、御年72歳のスタン・クロエンケ、フォーブス曰く、総資産は£8.1bnとのことだ。

このアメリカ人オーナーは、Kroenke Sports & Entertainment(KSE)を介して、アーセナルだけでなく、ロサンゼルス・ラムズ(NFL)、デンバー・ナゲッツ(NBA)、コロラド・アバランチ(NHL)とコロラド・ラピッズ(MLS)といったスポーツチームを多数、所有している。

先のIPSによると、彼の妻でウォルマートの相続人である、アン・ウォルトン・クロエンケ(Ann Walton Kroenke)の資産も、£97m増加していることのことだ。

アーセナルの給与削減

アーセナルは、4月に選手と給与削減で合意。PLで減額を実行した最初のクラブとなっていた。(【来季はCL】アーセナル、給与削減の合意のお知らせ

もし来季のチャンピオンズリーグに出場することができれば、選手たちはカットされた給与を取り戻すことができると見られている。

また選手だけでなく、指揮官のミケル・アルテタもカットに合意しており、クラブのボードメンバー14名も、30%のカットに合意している。

メスト・エジルとは、合意に至らず

そうした中、No.10のメスト・エジルは給与のカットを拒否。

コロナ禍の影響が具体的に見えたら、合意するかもしれないという姿勢であったが、結果として慈善団体に寄付することを選んだ。Mesut Ozil makes generous Ramadan donation amid Arsenal pay cut criticism

出典:arsenal.com/
批判と擁護が集まる、エジルのスタンス

高給取りの彼がカットをしないということで、エジルのスタンスには多くの批判が集まった。

しかし、 Mirrorのコラムニストであるスタン・コリモア(Stan Collymore)は、クラブのオーナーに立ち向かったことは批判されるべきではないと主張している。Mesut Ozil should not be criticised for standing up to Arsenal’s billionaire owners

『エジルを叩く前に、彼にはどんな状況下でも給与が支払われるといった契約を結んでいる前提を忘れてはならない。』

『彼は毎年、£200m、 £400mの小切手を現金化する巨大な組織と契約した。40日か50日後にはクラブはどうにかして支払能力を回復させていると考えることは当然のことだ。』

『私は彼のモンスターファンではないが、彼には権利がある。それは法的にも道徳的にも正当な権利だ。』

アーセナルの財政面

ボスである、ミケル・アルテタは今夏の移籍市場での働きに意欲を見せている。

しかし、ラウル・サンレヒは市場での立ち回りはタイトになるとスタッフに通知したと言われている。(ミケル・アルテタに惚れた、ラウル・サンレヒ

Gunnersは昨年、およそ£30mの損失を計上しており、現在もパンデミック等の影響で困窮している状況だ。

さらに、PLが来シーズンを無観客で進めた場合、莫大な収入減に繋がると言われている。

アーセナルサポーターズトラスト(AST)の報告によると、UEFAや放映権の収入があったとしても、£144mほどのマイナス計上になるとのことだ。

スタン・クロエンケがどこまでアーセナルに投資するか

クロエンケは昨夏、ニコラ・ペペの£72mの契約を含め、アーセナルの財務を支えてきた。

パンデミックであっても国の給付金制度を使わず、自らのキャッシュを投じて、すべてのスタッフの給与を保証することも約束している。

Arsenal owner Stan Kroenke sees wealth rise by £323million amid coronavirus crisis

 

KSEのグループシナジー

Kroenke Sports & Entertainment(KSE)が保有する主なチーム
  • アーセナル
  • アーセナル・ウィメン
  • ロサンゼルス・ラムズ(NFL)
  • デンバー・ナゲッツ(NBA)
  • コロラド・アバランチ(NHL)
  • コロラド・ラピッズ(MLS)
  • コロラド・マンモス(NLL)
  • ロサンゼルス・グラディエーターズ(e-Sports)
  • ロサンゼルス・ゲリラ(e-Sports)

….巨大企業である。

保有クラブがこんなにもあると、アーセナルにだけ愛情(資金)を注ぐのは難しそうである。

ただ、クロエンケが手広くやっているおかげで、グループシナジーも生まれている模様。(ミケル・アルテタに惚れた、ラウル・サンレヒ

ショーン・マクベイが先日、アーセナルのミケル・アルテタと会議を行ったとの報道を確認した。

クロエンケに雇われている彼らは、現在の課題への対応についてアイデアを共有したという。

ショーン・マクベイ『彼は本当に印象的な男だ。彼は素晴らしい仕事をしていると思うし、私はアーセナルのファンとして彼らをフォローできたことが嬉しいね。』

 

若手マネジャー同士、良い刺激となったようだ。

 

おわりに

記事を読む前、「儲けているなら、アーセナルに投資してくれるかな?」なんて考えていた。

しかし、記事を読み終わって考えは変わった。「クラブ職員や選手の雇用が第一優先」だと。

 

KSEは多数のチームを保有しており、スポーツエンターテイメントが再開されない限り、収益は見込めない。

それでも、職員らが解雇されないのはクロエンケが支えているからだ。

そうを考えると、今回の移籍市場で資金を注入するよりも、もっとほかのところに使ってほしいと思った。

 

ちょっとだけ、スタン・クロエンケが好きになった。

 

 

ひとまず、以上!